東工大を卒業しました

何の通知もなく,結局僕は卒業できたのかよく分からないままダメ元で卒業式に行ったら,とりあえず卒業証書はもらえたので卒業できたっぽい.ちょっとエモい気分になったので今のお気持ちを書き殴ったエントリ.非常に長い,とても長い.


そもそもなぜ編入したのか

過去エントリ 【大学編入記】大学編入記まとめ を見ると,「なんで急に編入しようかと思ったかというと,友人の何気ない一言が発端でした.『◯◯だったら東工大とか目指せるんじゃない?』,単純な人間なので,そう言われて一気に進学にシフトしました.」と書いてあるが,多分これは表向きの理由.実際のところは後半にもちょっと書いてある通り,「なんかヤベー奴がたくさんいるところに行きたい」からだったと思う.

高専でのクラスは,確かに「なんかヤベー奴」はいたけど,「技術的になんかヤベー奴」はあんまりいなかった.他学科とか情報工学科の後輩には「技術的になんかヤベー奴」は結構いたけど,とにかく自分のクラスにはあんまりいなかった(と思う).1人だけ,マジで尊敬できるし圧倒的に自分より実装力のあるエンジニアマンがいたけど,確か2か3年生くらいで辞めちゃって,それ以降は非常に寂しい思いをしていた.

僕は「技術的になんかヤベーこと」が大好きだけれど,そういう話ができる同年代があまりおらず,「こんなもんかなぁ…🤔」と高専生活を送っていた.勉強会とかに行けば良いんじゃね?とか,近くのIT企業でバイトすれば良いんじゃね?とか今思えばいろいろできただろうけど,なにせ最高最強の田舎 鹿児島県!だったので,そういうものの存在も知らず寂しい日々を送っていた.

そんな中,4年生の夏の課外科目的なものでインターンに行くことになり,どこにしようかいろいろ調べて,一番面白そうな jig.jp社のインターンに参加した.これがもう刺激的で,衝撃的で,「全国の高専にはこんなヤベー奴らがいたのか…!」と強烈なカルチャーショックを受けた.マジでビビった.多分,「人生のターニングポイントは?」と聞かれたらまず最初にこの人生イベントを挙げると思う.それくらい衝撃的だった.jigのインターンは今では(前からも?)超絶人気インターンとなっており,巷ではギーク高専生の登竜門とまで言われているらしい.多分.

「鹿児島とかいうクソ田舎から一歩外に出るだけでこんなにヤベー連中に会える」ということを知ってしまった僕は,考える.「これで関東圏,そんで東京とかに出るともっとヤベーんじゃないのか??🤔🤔」つまりはそういう理由で,一旦就職は先送りにして「なんかヤベー奴」がたくさんいるであろう,関東圏・東京に一刻も早く進出したい気持ちがバク上がりになり,「進学」という選択肢以外考えられなくなった.

いろいろある大学の中で,第1志望として東工大を選んだのも,「なんか理工系の中じゃトップらしいし,1番ヤベー奴らが集まりそうな大学っぽいな」という語彙力0の理由だった.なので,研究室で決めたわけでも,カリキュラムで決めたわけでもなく,ギークそうだから東工大にした.それだけ.

そういう理由で編入したもんだから,真っ当な目的意識を持って編入してきた編入同期の方々には本当に申し訳なく思う.特に同じ情報工学科に編入した他の3人にはマジでごめんなさい.この人達はほんとすごくて,1人は社会人として3年間働いた後実務を続けながら勉強して編入した人,1人はモンゴルの大学から高専に入ってきて,その後さらに東工大への進学をした人,そしてもう1人はいろんな大学の研究室をガチで調べて本当にしたいことを考えて編入してきた人と,多分背負ってるモノが違うのを感じる.情報工学科編入生の中では僕が一番年齢としては下で,さらに他の3人の能力の高さにかなり圧倒された.みんなすげー.今更だけどなんで僕H28編入生の幹事長なんだ??

初っ端から長くなってしまった.本当にごめんなさい.


鹿児島高専時代と比べて

というわけで編入したわけだけど,一応自分の中にも編入生活を送る上での指針みたいなものはある.鹿児島高専時代の僕の過ごし方はこんな感じだった

  • 学校と寮の往復だけの毎日
  • 一つの部活に5年間所属
  • 学校での成績だけに固執して,学校外での活動はほぼなし

4年生の後半くらいから福岡での勉強会に参加したり,5年生の受験終わった後に超絶尊敬している先輩のいる会社でバイトをしたりしていたけど,5年間の大半はこんな感じだった.今考えてもヤバイ.なんだこれは😇 というわけで,「鹿児島高専時代とは真逆の生き方をしよう」という指針で大学生活をおくることにした.具体的には

  • 学外での活動も意識して,学校と家との往復は避ける
  • サークルとか,学内の組織だけに固執するのはやめる
  • 対外的な評価も獲得していく

3年生の前半はいわゆるコネ作りに勤しんでいた.逆求人とか,勉強会とかに参加しまくった.6月くらいには情報工学科編入生4人でハッカソンにも出た.

長期休みにはいろんなインターンにも参加した.

インターンを通して得られたものは絶大で,技術に関する引き出しはもちろん,最高の友人もたくさんできた.つまりは「なんかヤベー奴に会いたい」という目的が無事達成された.これは継続的に達成中で,新しいインターン先・バイト先に行く度に必ず1人はそういう人を見つけられている.最高👏

あとは,不定期に大きめの勉強会とか,オタクハッカソンとかにも出た.オタクなので.

「自分が好きなもののコミュニティ」に属している状態は最高で,多分脳内麻薬が出ている.政府はすぐにこれを規制しなければ日本はダメになると思う.嘘です.

鹿児島高専時代と比べると,驚くほどアクティブになっていると思う.後述するけど,東京という都市は最強で思考停止でどこへでも行ける最強で最強の都市だと思う(語彙力が無い).

授業とか課題については多分この 東工大に編入して一ヶ月経った感想 とほぼ同じ.最初は「東工大クラスの授業ってヤバそう,留年するかもえ〜ん > <」って感じだったけど蓋を開けてみればそんなことはなく,普通に授業受けて課題やってテスト勉強やってたら90後半とか満点もとれた.割とそんなもん.たまに80前半とか70後半とか叩き出してしまったけど,細かいことは気にするな.

学外の「なんかヤベー奴」に会うことはできたけど,じゃあ実際,学内の「なんかヤベー奴」に会うことはできたのか?これも数こそ少ないけれどできたと思う.当たり前のように自分の会社もってる人,激エモイベント開催しまくってるイケイケイケメンエンジニア,世界クラスの大会で活躍してるヤベー奴.あと研究室の先輩もみんなすごい.いつも助けられてるしマジで頭が上がらない.今度焼き肉奢ってください.


研究室生活

これに関しては残念ながらあまりポジティブな話はない.卒論も書いて,国際会議にも論文を出したりしたけど(査読中),1年間研究を続けてみて一つだけわかったことがある.それは,とにかく僕はコードを書きたい,ということ.

1年間を振り返って(院試勉強とかもあって厳密には1年間いたわけではないけど),自分が研究室で何をしている瞬間が最高にハイになっていたか考えてみると,圧倒的に「実装している瞬間」が多かった.過去の論文を参考にコードに落とし込んでいる瞬間,自分らの手法をコードに落とし込んでいる瞬間が一番楽しいと感じた.それ以外の瞬間は,正直早くコードを書きたい気持ちを抑えて,コードを書くために必要だからしょうがなくやっている感じ.

これについては公言するのは初めてで,他の人がどうなのか分からないし,もしかしたら割と情報系の研究者は皆同じ気持ちなのかも知れないし,そうではなく””僕は””こういう気持ちなのかも知れない.いずれにせよ,コードを書きたい.今から大学院に行く人間のセリフではないが,正直最近は早く就職してコードを書きまくりたいというお気持ちで一杯です.ほんとすみません.


東京は最強

前述した通り,東京は最強だった.マジで.買い物に行くくらいの感覚で企業のオフィスに遊びにいけるし,おいしいご飯食べられるぞ〜〜くらいの気持ちで企業の人事の方と会食できる.最強だ.

勉強会に出れば,高専時代読んでいた専門書の著者が当たり前のように目の前にいたり,C++界隈で超有名とか,Vim界隈で超有名でTwitterでFollowしていたスーパーマン・ウーマン方と当たり前のように懇親会でお話できたりする.

東工大は立地が最高に良い(校門の目の前に駅があり,さらにものの十数分で渋谷までいける)のもあって,3年生時代とか下手したら学校帰りに週3~4で何かしらの勉強会とかに出ていた気がする.東京最高.

「このインターネット全盛期時代,場所とか関係ないっしょ」という意見もあると思うが,やはり「パッと現地にいける」東京は「パッとは現地へいけない」鹿児島に比べて圧倒的に優位だと思う.仮にインターネットフル活用できたとしても,今と同じ人脈,知見,経験は質,量ともに築けなかったと思う.東京は最強

人混みとかが苦手な人にとっては,ありえん人がいる東京はツライと思うけど,僕は別にそうでもないので最高に居心地がいい.多分向こう十数年は東京から出る気はないし,気が変わって東京から出るとしてもそれはイコールで日本を出ていると思う.日本にいる限り東京(あと神奈川とか)以外で働くことはまず無いと思う.


編入しようか迷っている高専生へ

もし編入しようか迷っているなら,家庭環境などが許せば編入したほうが良いと思う.真っ当な理由なんて無くてもいいので,関東圏の大学に編入するともっと良いと思う.

迷っているということは,それは多分まだ就職するべきではないんだと思う.こんなに技術が大好きで,プログラミングが大好きな僕でも,高専生を5年間やって,大学生を2年間やって,自分が本当に好きなことはなんなのか,好きじゃないことはなんなのか,何をやりたいのか,何はやりたくないのかがやっと分かってきた.

高専低学年のころは「あ〜〜ジャパニーズ・トラディショナル・ビッグ・カンパニーに就職してブイブイいわせて〜〜な〜〜👊」と思っていたけど,今となっては現実を知り,世界を知り,考えは真逆になった.別にジャパニーズ・トラディショナル・ビッグ・カンパニーをディスっているわけではないし,むしろそっちが合う人もいる.

情報系のエンジニア高専生で,くすぶっている意識があるならなおさら,東京の大学に編入すると世界が変わる.世界観が変わる.人生観が変わると思うので,ぜひ編入をオススメしたい.高専に来る求人が全てではないので,一旦都会に進学して,情報収集して,「あ〜高専にくる求人が全てじゃねーんだな」ということを知ってから就活するという選択肢もぜひ検討して頂きたい.マジで.

行きたい研究室があるとか,勉強したい分野があるとか,そういった真っ当な理由があるなら,もちろんそれを満たす大学に行くほうが良いと思う.その中で複数候補があるなら,できるだけ交通的に東京に近い大学をオススメしたい.東京はいいぞ.


おわりに

なんか最終的に東京アゲアゲなエントリになってしまった気がする.エモい気持ちになった人間は何をしでかすかわからないし,仕方ないのかも知れない.許して✋.

卒業祝いお待ちしております

諸事情によりお届け日時を4/7以降にして頂けるとハッピー🎉

kage

A student at Tokyo Institute of Technology. Programmer.

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